会長挨拶


日本知的資産経営学会 会長からのご挨拶

日本知的資産経営学会 会長 伊藤 和憲(専修大学教授)

当学会は、知的資産に代表されるインタンジブルズ(無形の資産)に関わる研究を中心とした学術団体である。このインタンジブルズの研究は、企業の外部報告に焦点を当てた財務会計研究だけでなく、経営者の経営管理に焦点を当てた管理会計研究や経営研究、知的財産権などの権利の研究にも深く関りがあります。研究者だけでなく、基準設定機関や政府の動向、企業を支援する金融機関など国内の諸団体だけでなく、目的を一にするグローバルな研究機関ともコラボレーションを取りながら、研究を進めていきたいと考えております。
初代会長の古賀智敏先生のご尽力により当知的資産経営学会が設立できました。その後、毎年活発に学会活動を続けております。現在は、関西と関東で全国大会、関西で関西部会を開催しており、会員の研究報告の場が少しずつ増えてきている状況です。学会活動の発表の場として学会誌がありますが、多くの研究者から論文を投稿していただいております。
当学会は、企業戦略にとって重要なインタンジブルズの研究であり、社会的ニーズは極めて高いものと認識しております。ところが、広く一般への広報活動が届いていないために、まだまだ会員数が少ない状況です。今後の学会広報活動を強化することによって、個人会員はもちろんのこと、賛助会員の会員増を図れるよう検討しているところです。会員の皆様にも、知り合いの研究者などに推薦していただけるよう心よりお願い申し上げます。

伊藤 和憲